はなぶさ歯科

はなぶさ歯科が大切にしていること

  • ①お口の健康の大切さに気付いていただくこと
  • ②より良いセルフケアを身に付けていただくこと
  • ③適切な診査、診断に基づく診療
  • ④患者さんひとりひとりに合った診療
  • ⑤十分な知識と技術に支えられた診療

はなぶさ歯科について

はなぶさ歯科は、「お口の健康にたずさわる」を掲げて地域の方々に良質の歯科医療を提供することを目標としています。 お口のことでお困りのことがございましたら、是非ご相談ください。

はなぶさ歯科 院長 金 志英

院長経歴はこちら

はなぶさ歯科ニュース令和6年6月号

「フロス(糸ようじ)を使いましょう」

 

「フロスオアダイ(Floss or Die)」という、アメリカの歯周病学会が1998年に発表したキャッチコピーをご存じでしょうか。「フロスをしますか?それとも死にますか?」という中々インパクトのある言葉ですが、フロスを使うことの大切さを伝えようとしています。

 歯周病とは、お口の中の細菌により歯肉に炎症を起こし、やがて歯を支える骨を溶かしていき、もっと進行すると歯が抜け落ちてしまう病気です。歯周病はサイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病気)と表現されるほど自覚症状がない病気で、進行するまで気が付きにくく、自然治癒することはありません。

さらに、慢性的な歯周病は、歯周病菌やその菌が産生する炎症反応性物質などが、歯肉の毛細血管を通して全身のさまざまな組織に送られ、身体に悪影響を及ぼしていきます。歯周病は、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・関節炎・腎炎・糖尿病・低体重児出産などに関連があると言われています。

 

★フロスを使いましょう

 日本人でフロスを毎日使用している人は、およそ3人に一人しかいないそうです。歯ブラシでどれだけ丁寧に歯を磨いても、落とせる歯垢は6割程度です。歯ブラシだけでは、歯と歯の間にブラシが届かず、歯垢を落とし切れないからです。歯ブラシとフロスを上手に併用することで、約9割の歯垢を除去することができます。フロスを使うことで、以下のような効果が得られます。

 

・むし歯や歯周病予防に効果的

フロスで丁寧に歯垢を取り除くことによって、虫歯や歯周病の予防につながります。

・口臭の予防や改善

食べかすや歯垢は、歯肉が炎症を起こして口臭の原因になります。フロスで歯垢をしっかり落として、口臭を予防しましょう。

・むし歯や歯周病、詰めものなどの不具合を早期発見できる

フロスを使っていて、同じ場所で切れたり、引っかかるときは、歯と歯の間が虫歯になっていたり、詰め物や被せ物に不具合が出たりしている可能性があります。歯科医院で確認してもらいましょう。

 

★フロス何を使えばいい?

フロスには大きく分けて、自分で必要な長さの糸を切り取って使う「糸まきタイプ」と、持ち手がついている「ホルダータイプ」があります。当院では、患者さん一人ひとりに合ったデンタルフロスや使い方を歯科衛生士がお伝えしています。お気軽にご相談ください。フロスを効果的に使用し虫歯や歯周病を予防しましょう。