はなぶさ歯科

はなぶさ歯科が大切にしていること

  • ①お口の健康の大切さに気付いていただくこと
  • ②より良いセルフケアを身に付けていただくこと
  • ③適切な診査、診断に基づく診療
  • ④患者さんひとりひとりに合った診療
  • ⑤十分な知識と技術に支えられた診療

はなぶさ歯科について

はなぶさ歯科は、「お口の健康にたずさわる」を掲げて地域の方々に良質の歯科医療を提供することを目標としています。 お口のことでお困りのことがございましたら、是非ご相談ください。

はなぶさ歯科 院長 金 志英

院長経歴はこちら

はなぶさ歯科ニュース令和5年9月号

★アルツハイマー型認知症とは?

アルツハイマー型認知症は、脳内にたまった「アミロイドβ」という異常なたんぱく質により神経細胞が破壊され、脳の萎縮がおこる病気です。通常は「アミロイドβ」は分解されて排出されるのですが、何らかの理由で排出されずに蓄積されると、脳の情報伝達が悪くなり、脳の機能が低下してしまうと言われています。 

認知症を防ぐためには、「アミロイドβ」の蓄積を防ぐ必要がありますが、歯周病菌が「アミロイドβ」の生成、蓄積を促進させることがわかりました。 

 歯周病になると、歯周ポケットと言って、歯と歯茎の間に溝が生まれます。中等度の歯周病の場合、歯周ポケット周辺の炎症の総面積は、「手のひらくらいの大きさ」(歯周ポケット5ミリ範囲の炎症×28本=72平方センチメートル)と言われています。その傷から、歯周病菌が血流の中に入り込み、全身に流れて行ってしまうのです。

 

★歯周病を予防しよう

歯周病は、細菌により歯を支える組織が破壊されていき、最終的には歯が抜け落ちてしまう病気ですが、ただ歯が抜けるだけでなく、アルツハイマー型認知症をはじめ、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、誤嚥性肺炎、メタボリックシンドローム、早産、低体重出産など、様々な全身疾患に関係があると言われている病気です。 

歯周病予防の基本は、毎日の丁寧な歯磨きと歯科医院での定期的な検診が大切です。今回は、毎日行う歯みがきですぐに実践できる、歯周病予防に役立つ磨き方のコツをご紹介します。 

 

① 適切に歯ブラシを使う 

歯ブラシを「ペンホールド」と呼ばれるペンを持つような持ち方にして、手首と指先で動かして磨きましょう。歯磨きをするときの適切な圧力は150g程度といわれています。また、歯の表面や歯と歯肉の境目に適切な角度で歯ブラシの毛先をあてましょう。

② 歯磨きのルートをきめる 

歯磨きの道順を決めておくと、磨き忘れがなくなり、スムーズに磨くことができるのでオススメです。例えば、下の左側〜右側〜上の右側〜左側へなど、自分のルートを決めましょう。 また、歯磨きは磨きにくい場所から始めるのがお勧めです。

③ 歯間ブラシやデンタルフロスで、すき間の汚れをしっかりと落とす 

歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間の汚れには歯間ブラシやデンタルフロスを使用しましょう。 

お口の中の形状は人それぞれ。歯間ブラシなどは、数種類の太さがありますので、誤って使うと、歯肉や歯を傷つけたり、汚れが落ちない可能性もあります。自分に合っている道具はどれか?歯科医院で相談しましょう。