はなぶさ歯科

はなぶさ歯科が大切にしていること

  • ①お口の健康の大切さに気付いていただくこと
  • ②より良いセルフケアを身に付けていただくこと
  • ③適切な診査、診断に基づく診療
  • ④患者さんひとりひとりに合った診療
  • ⑤十分な知識と技術に支えられた診療

はなぶさ歯科について

はなぶさ歯科は、「お口の健康にたずさわる」を掲げて地域の方々に良質の歯科医療を提供することを目標としています。 お口のことでお困りのことがございましたら、是非ご相談ください。

はなぶさ歯科 院長 金 志英

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はなぶさ歯科ニュース令和5年5月号

シュガーコントロールで子供の虫歯を防ごう

 

★シュガーコントロールとは?

 虫歯予防には、プラークコントロール、フッ素塗布と食習慣が有効です。しかし、3歳までの子供は仕上げ磨きを嫌がったり、フッ素も少量しか使用できないので、食習慣がとても重要になります。

 WHO(世界保健機関)は、制限すべき糖を「遊離糖」と表現しています。聞き慣れない言葉ですが、食品や飲料の加工調理で加えられる糖のことです。蜂蜜やシロップ、果汁や濃縮果汁などに自然に含まれる糖も含みます。この遊離糖の摂取量を、1日の総エネルギーの10%未満に、理想的には5%未満に制限することで、生涯を通して虫歯リスクが最小限になるとしています。

 

★虫歯になりにくい習慣を身につけよう

 ①砂糖の量に注意

W H Oが推奨する糖の摂取量の目安は、大人で1日25g以下です。しかし、日本人は1日平均42.7gも糖分を摂取しています。普段何気なく口にしているお菓子やジュースに、どれだけの糖が含まれているのか、下表で角砂糖(1個3.3g)に換算した量を表示しました。コーヒーに角砂糖を入れても2個以下でしょう。しかしコーラは17個!!健康に良いと思って飲むスポーツ飲料は9.5個!習慣的に飲む人は要注意です。また、3歳まではジュース、乳酸菌飲料、アメ、グミ、ラムネ、チョコなどは避け、できるだけお水やお茶、むぎ茶を与えるようにしましょう。

 

ショートケーキ(110g) 角砂糖8個 27g

コカコーラ(500ml) 角砂糖17個 56.5g

シュークリーム(70g) 角砂糖9個半 31g

ポカリスエット(500ml)角砂糖9個半 31g

ヤクルト(1本) 角砂糖2個 6.6g

お水、お茶、麦茶 角砂糖0個 0.0g

 

②食べる時間に注意

食べ物がお口の中に長く留まるのも要注意です。お菓子のダラダラ食いや、ジュースのダラダラ飲みをすると、口の中は常に酸性状態となり、虫歯ができやすい環境になってしまいます。おやつは1日2回までに。だらだらと食べずに30分以内に食べ終わるようにしてください。

 

③お菓子の種類を工夫しよう

甘いものだけがおやつではありません。果物やさつまいも、チーズ、煮干し、するめ、枝豆、おにぎりなど、虫歯になりにくい食材を選んで、おやつにしてあげましょう。

しかし、お菓子は子供にとって楽しみであり、情操教育にも役立ちます。あまり神経質になって、全て取り上げてしまうのは悲しいことです。ご自宅でルールを決め、上手にコントロールしながら楽しみましょう!